公益財団法人 山梨県農業振興公社・山梨県就農支援センター » 事例5:角田佑介 ページの先頭です
float-fix

新規就農事例

地域との連携を大事にし、夫婦二人三脚で魅力ある果樹経営づくりに邁進中

氏名角田佑介出身地山梨県
就農地甲州市塩山市松里地区就農時期平成26年1月
経営作目果樹(ブドウ、モモ、カキ)
就農形態新規参入技術習得甲州市就農定着支援制度
float-fix

就農決意・動機

 高校を卒業後、貴金属加工などに従事するも外での仕事に就きたいと気持ちが強く、更に実家の周囲が農村地域でもあったので農業に関心を持つようになり、退職後長野県の野菜農業法人で1年間雇用就農した。その後、東南アジアに2年間の旅行を行った際、豊かな自然の中で育つ果物に魅力を感じ、山梨に戻り果樹栽培で就農することを決意、平成26年に就農した。

就農までの経過(就農準備)

果樹栽培の技術習得して、甲州市の農業生産法人に従事し、その後市就農定着支援制度を活用して、1年間の先進農家からの指導を受け就農した。

技術習得農業生産法人に勤務、市就農定着支援制度資金調達青年等就農資金
農地確保借地資金使途農業機械、資材の購入
確保方法JA、知人からの紹介住宅確保一軒家(借家:指導農家からの紹介)

経営概要

栽培品目ブドウ46a(巨峰、甲州等) モモ51a(日川、白鳳、なつっこ等) カキ(枯露柿(買い取り))農業用機械トラクター、スピードスプレーヤー、乗用モア、軽トラック等
販売方法JA出荷、宅配農業用施設農機具庫、干し柿乾燥棚等
労働力本人、妻

就農しての感想

良かった点
農業を通じて地域の人たちとふれあうことや、野外で働く楽しさを感じることが出来たこと。
苦労した点、苦労している点
労力が本人と妻だけであるため、ブドウとモモの労力配分に苦労している。特にブドウの栽培管理作業を優先させるため、モモでは摘果を厳しく行うなどによる労力の削減を心掛けている。
地域との連携
新規参入者であるため地域の人たちに認めてもらえるよう、地域活動へ積極的に参加したり、栽培管理では草刈りや病害虫防除を意識してしっかり行っている。

今後の目標(計画)

ブドウは現状の経営規模を維持し、出来る限り自分で房づくりなどの栽培管理を行いながら品質の向上に努め、人気のある優良品種や彩りに富んだ品種を積極的に導入し収益の向上を図っていく。  モモでは、老木が多くなっているので育成園を設置して大苗を作りながら新しい品種に順次更新・改植をしていく。

就農を目指す後輩たちへの助言

研修における指導者や先輩農業者の意見を聞きながら、自分に合った目標を立て就農、定着に向けて精一杯に努力を行うこと。  また、農地や住宅の確保では地域や知人の支援が不可欠であるので、地域に溶け込むことが必要。

«事例一覧へ»     |          |