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新規就農事例

国際経験を活かした仕事から一転、子供の頃から憧れていた農業に 地域の先輩が応援指導 祖父のブドウ園を引き継ぎ夢を実現!

新規就農者:網野 直人さん
氏名網野 直人出身地茨城県
就農地甲府市横根町就農時期平成17年4月
経営作目ぶどう専作果樹栽培
就農形態新規参入技術習得農業大学校職業訓練科
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就農決意・動機

父親の仕事の関係から、海外(ニューヨーク)で4年間暮らした経験を持つため、国際関係に興味があり、大学では法学部で国際関係法を専攻し、卒業後は語学力を活かし機械部品を取り扱う企業に就職した。 しかし、小さな頃から生き物や植物が好きだったため農業にあこがれていた。父親は実家を離れ会社員であったが、祖父の代までぶどう栽培をしていたため、これを継承したいと考え就農した。

就農までの経過(就農準備)

大学卒業後、平成6年から会社勤めをしていたが、就農への準備進めることを決意し、平成16年に農業大学校職業訓練科において栽培技術や販売など農業経営に関する知識を習得した。

技術習得農業大学校職業訓練科資金調達自己資金
農地確保自己所有地資金使途機械購入等
確保方法住宅確保自宅

経営概要

栽培品目果樹ぶどう…85a デラウエアー、巨峰群農業用機械軽トラック・軽ワゴン・動噴・耕耘機・刈り払い機
販売方法市場販売(JA出荷)農業用施設農業用倉庫…132平方メートル 農作業小屋…33平方メートル
労働力本人・両親…合計3名 ※労働力は、本人が中心となり薬剤散布の補助・傘掛け・収穫・出荷調整を両親に手伝って貰っている

就農しての感想

良かった点
地域の人たちが暖かく受け入れてくれた。自己責任は重くなったが、自ら経営目標が計画でき、計画どおりに進むと非常にやりがいを実感できる。
苦労した点、苦労している点
就農初年度には、ジベレリン処理の失敗により収量が減少したが、この点については次年度以降の栽培管理に活かすことができた。 また、就農当初は堆肥の施用がうまくいかず生育不良にもなったが、この点についても肥培管理を見直すことによって改善が図れた。
地域との連携
祖父の代からの知り合いであったことから、近所の生産者の先輩から様々な助言がいただける、この分現在所属している消防団活動等により地域に貢献していきたい。

今後の目標(計画)

家族を持った時に安定した収入が得られるように、経営規模の拡大や販売方法などを検討していきたい。

就農を目指す後輩たちへの助言

農業は一人で孤立してできる職業ではなく、誰かの世話になり成り立つ職業である。 受けた恩は、誰かに返さなくてはいけないと心がける必要がある。

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