公益財団法人 山梨県農業振興公社・山梨県就農支援センター » 事例3:近藤慎吾・かおり ページの先頭です
float-fix

新規就農事例

星空のきれいで山に囲まれている山梨に感動。愛知県から夫婦で野菜産地に新規参入

氏名近藤慎吾・かおり出身地愛知県
就農地中央市大鳥居就農時期平成28年
経営作目野菜の露地栽培
就農形態新規参入技術習得農業大学校訓練農業科、先進農家
float-fix

就農決意・動機

二人は販売職で同じ会社に勤務していた。かおり氏は祖父が兼業農家でしており、農業に関心を持っていた。慎吾氏は自分で育てた農作物の販売をやってみたい思っていた。そうした中、かおり氏が山梨県に旅行で訪れた際に、星空が素晴らしく、山に囲まれた自然に感動し、二人で移住し農業を始めることを決意した。

就農までの経過(就農準備)

移住を決意してから半年で山梨に転居し、慎吾氏は有機農家で働き、かおり氏は農業大学校の短期研修を受講し、次年度の平成28年に人材投資事業(経営開始型)を活用して中央市に就農した

技術習得農業大学校での研修、農家からの指導資金調達自己資金、人材投資事業の交付金
農地確保畑100a資金使途機械・資材購入
確保方法地元農家や央市農業振興公社の紹介住宅確保借家(一軒家)

経営概要

栽培品目トウモロコシ95a、キュウリ5a農業用機械軽トラック・管理機・トラクター2台 マルチャー・播種機
販売方法共同直売所…20%、契約販売…80%農業用施設作業舎、ビニールハウス
労働力夫婦二人

就農しての感想

良かった点
慎吾氏:日の出から働く日もあれば、全然働かない日もあって前職より生活リズムが作れ、ストレスが少なくなりました。 かおり氏:二人で行う作業が多く、夫婦であればこそ力をあわせて出来る達成感が素晴らしいです。
苦労した点、苦労している点
慎吾氏:就農初年度は農業収入が少なくアルバイトをしなけれならず、農業にかける時間が削られるジレンマがありました。 かおり氏:畑の隣接するチョコレート工場でのアルバイトや農家使用の作業場がある住宅の確保などが大変でした。
地域との連携
慎吾・かおり氏:こだわりを持ち過ぎず、地域の方の話を素直に話をことに心掛けることにより、畝立てや消毒などいろいろなことを教えてくれます。

今後の目標(計画)

慎吾氏:5年間の農業人材投資事業経営開始型が終了するので、トウモロコシの単価をあげて工夫をして収益アップに図るとともに、地域では高齢で農業を辞めてしまう方が多く、トウモロコシで一時代を築いた地域をもう一度盛り上げていきたい。 かおり:新規就農者のサポートや実体験の共有などをしていきたい。

就農を目指す後輩たちへの助言

慎吾氏:面積に応じた収入指標があるが、新規でいきなり大きく稼ごうとしない方がいい。気候や土の状態、技術が揃い、加えて地域の先輩の話を聞いていれば確実に収入が確保され、楽しく農業ができる。 かおり氏:山梨県は盆地で日本一の日照量、寒暖差が大きく、また山に囲まれた素晴らしい自然があふれ、農業を行うにはやり易いと思う。

«事例一覧へ»     |          |