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山梨の農業の現況と今後の展望、主要な農作物と県内分布・農産物直売所のご案内山梨の農業の現況と今後の展望、主要な農作物と県内分布・農産物直売所のご案内

次代につながる力強い産地づくり

本県の果樹産地は、ほ場の整備や担い手への農地集積が遅れ、主要品目において栽培面積や生産量が減少する等多くの問題を抱えています。
また、全国第1位の生産量を誇るワインについても、他県産の原料で生産されるワインの評価が高まっており、本県の原料用ぶどうの更なる高品質化が求められています。
こうした中で、競争力のある産地づくりを推進するには、大型機械による作業の省力化が可能となる生産基盤の整備やマーケティング戦略に基づく農産物の生産拡大等、産地の体質強化に向けた取組が必要です。
このため、本県の基幹品目である果樹産地の生産基盤の再生による強化を図るとともに、ワイン産地の育成や水稲、野菜、花き、畜産等の特色ある産地づくり、生産技術の確立と普及等、次代につながる力強い産地づくりを進めます。

果樹産地の強化

本県の果樹産地では、小区画で不整形なほ場に多品目が混在する中で、集約的な農業が進められています。
しかし、今後、競争力のある産地に再生するには、作業の効率化や品目別の団地化、より一層の高品質な果実生産等の取組が必要です。
このため、効率的な生産が可能となる果樹園の整備や担い手への農地集積を図るとともに、地域の戦略に基づく優良品目、品種への改植等を推進します。

  • プロジェクトチームを設置し、ワークショップの開催や意向調査を通じて、再生整備実施計画の策定を支援します。
  • 基盤整備に伴う苗木の植え付けやかんがい施設の再整備等の農家負担の軽減策を講じ、基盤整備を加速します。
  • 果樹産地構造改革計画の実現に向け、優良品種への改植や集出荷施設の整備等を支援します。

果樹産地を強化するために基盤整備を加速します

ワイン産地の育成

国内のワイン消費量は平成10年をピークに減少傾向にあり、加えて安価で高品質な輸入ワインの増加や国内他産地との競争の激化により、県内ワインメーカーや原料栽培農家を取り巻く環境は厳しい状況にあります。
さらに、国産ワインコンクールにおいて、他県産原料のワインへの評価が高まっていることから、今後も本県がワイン産地として維持・発展していくには、醸造用原料ぶどうの高品質化を図ることが必要です。
このため、本県に適した優良な品種や系統の選抜、栽培技術の確立、さらに産地化に向けたワインメーカーと栽培農家の一体的な取組を推進します。

  • 主要な欧州系品種や甲州種について、本県に適する優良品種・系統の選抜を進めます。
  • 醸造用原料ぶどうの高品質化を図る試験研究や職員の海外派遣研修等により指導体制を充実します。
  • 醸造用原料ぶどう栽培の拡大を図るため、ほ場整備や優良な品種の導入等を支援します。

ワイン産地を育成します

特色ある産地づくりの推進

本県では、気象や立地条件を活かし、果樹以外にも水稲、野菜、花き、畜産等が各地域で展開されています。
また、その地域の自然や文化、歴史等を背景に生産量は少ないものの特産品として優れた農産物も数多くあります。
さらに、各地の河川や湖沼では特色のある水産業が営まれています。
こうした特色ある産地の維持・発展に向けて、省力・低コスト生産等に必要な生産基盤の整備や先進技術の導入、販路の拡大等、総合的な取組を推進します。
なお、近年、果樹栽培にいちご栽培を加えた複合経営や、さくらんぼ狩りにブルーベリー狩りを加えた周年の観光農業等に取り組み、経営の安定化や労働力の平準化等に成果を上げている優れた経営事例が見られるようになり、今後、こうした経営形態への誘導も推進します。

産地の競争力強化に向けた技術の開発と普及

力強い産地づくりの実現には、高品質な農産物を安定供給する栽培技術や経営安定につながる省力・低コスト化技術の開発、生理障害や病害虫等生産を阻害する要因への対策技術の開発が必要です。
このため、総合農業技術センター、果樹試験場、畜産試験場、酪農試験場、水産技術センターにおいて、産地の課題を的確に把握し、新たな技術の開発を推進します。
また、これら技術の普及に当たっては、より地域に密着した普及指導を推進します。

普及指導体制を充実します

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